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COLUMN コラム

インタビュー 2020/11/20

クリスマスエリア制作の舞台裏を探る!

第6回目のコラムでは現在スモールワールズTOKYOでお客様が多く集まる、フォトスポットとなっている「クリスマスエリア」についてです。
あたたかな世界観を感じることのできる「クリスマスエリア」を制作したジオラマモデラーの児島に話を伺いました。

児島譲二

技術部ジオラマプランナー/クリエイター

2018年SMALL WORLDSにジョインし、独自の世界観を持つ世界エリアの企画から制作までを手掛ける。
会社員時代に培った顧客目線でのジオラマ企画を得意とする。
また2011年からはコジマ大隊長として模型雑誌でプロデビュー、ジオラマ作品を含め年間10作品以上を精力的に制作、ほぼ毎月模型誌の紙面で発表されている。

聞き手:藤田明日香(マーケティング部)

クリスマスエリアにはスモールワールズのオリジナルストーリーだけでなく、スモールワールズとして伝えたいことや思いが込められていました。

藤田

クリスマスエリアを作るうえで、どのような背景や物語を意識しましたか?

児島

まずクリスマスエリアはクリスマスマーケットが似合うスイスエリアに決めていました。その中で2020体のサンタを置く企画が立ち上がったため、ジオラマモデラーとしてはその背景にある物語を作る必要があると思いました。

藤田

確かに2020体のサンタがエリアに物語なしでいたら不自然ですよね。

児島

そこで世界中のサンタクロースがスイスの山にあるプレゼント工場に、年に1回プレゼントを取りに来る情景としました。サンタが毎年集まる聖地のような場所ですね。更にそこにヨーロッパで行われている風物詩としてクリスマスマーケットを併せて普段と違う情景になる様に考えました。

『世界の街』エリアのスノーマインピークスに作られたクリスマスエリア。その中でも目を引くのが「クリスマスピラミッド」です。

『世界の街』エリアに込められた、伝統や風習を伝える思いなど、ジオラマモデラー児島が語る教育的要素とスモールワールズオリジナルの物語に注目です。

藤田

クリスマスエリアの中心にある塔は何ですか?

児島

あれはクリスマスピラミッド(※)と呼ばれるものです。日本では見慣れませんが、キリストの生誕や天使などキリスト教にまつわるものを木彫りにした建物で、ヨーロッパのクリスマスではかなり有名です。家庭用のものはろうそく立てがあって、そのろうそくの熱気で上部のプロペラが回る仕組みになっています。
(※)※クリスマスピラミッド:クリスマスのデコレーションの一種でクリスマスツリーの祖先とも言われています。ピラミッドそのものを模したというわけでもなく、数段重ねのメリーゴーランドや、天使や降誕場面といったキリスト教に関連する小物がつけられたり、山人や森林といったエルツ山地の日常を模した小物が取り付けられた。

藤田

クリスマスピラミッドですか、初めて知りました!日本人にはあまり馴染みのないクリスマスピラミッドを何故クリスマスエリアに組み込もうと思ったのですか?

児島

ハロウィーンやクリスマスを例にとっても、日本人は本来のイベントの意味合いとは異なった楽しみ方をする傾向にあると思いますが、
『世界の街』エリアはヨーロッパの伝統文化であったり、本来の風習などを伝えられる場にしたいというテーマも根底には流れています。
そこでヨーロッパの伝統的なクリスマスの風景は、街の広場にクリスマスマーケットの屋台が数多く建てられ、その中心にクリスマスピラミッドが街のシンボルとして存在する、そんな伝統文化を知る機会になればと思いました。

藤田

教育的な要素も組み込まれていたんですね!

児島

そうです!教育的要素もベースにありながら、そこにスモールワールズオリジナルの物語を表現して1/80の世界でご覧いただけます!

藤田

クリスマスエリアを制作するにあたりこだわった部分や大切にされたことを聞かせてください。

児島

こだわった部分としてまず「あたたかい灯り」です。白ではなく少し黄色っぽい明り、「柔らかくてあたたかい灯り」です。
香港エリア以外、『世界の街』エリアの建物は古いデザインなので窓が小さくて電飾の灯りがあまり外に漏れないのです、でもクリスマスマーケットの飾りつけや屋台はキラキラしていて、あたたかい光に包まれていて、雪景色だがそこだけは住民たちの幸せな気持ちにあふれている、そんなムードを演出することにこだわっています。

藤田

これからもっとクリスマスエリアがキラキラしていきますか?

児島

もちろんです!まだ制作途中なのですが、クリスマスツリーも今度置く予定で、そこにも光をたくさん入れていく予定です。

藤田

それは楽しみです!いつくらいから見られますか?

児島

11月中には設置できるように頑張ります(汗)

現在制作途中のプレゼント工場。2020体のサンタが集まる、サンタの聖地であり物語の要となるジオラマは近日公開です!

藤田

児島さんが制作したうえで、クリスマスエリア内の一番お気に入りはどこですか?

児島

まだ設置はされていませんがプレゼント工場は一番のお気に入りです。ヨーロッパに本当にあるトイズ・ファクトリーのおもちゃを参考にしながらオリジナル要素を入れて作りました。サンタって世界中の子どもたちにクリスマスプレゼントを配らなければならないので、すごい量の材料が必要になってくる。なので、そのストーリーとしては空に近い山街では、星のかけらを集めて、プレゼントやおもちゃを作る材料にする、そして包装されたプレゼントが流れてきて、待っているサンタさんに届くという建て付けなのでプレゼント工場はお気に入りです!

藤田

確かにそのストーリーがあると、プレゼント工場を楽しく見れますね!

児島

文字や言葉で説明しなくてもジオラマを見て分かってもらうことが重要で、その情景は『世界の街』のファンタジーに交ざっても違和感がなく楽しめると思います!

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